あらすじ
2010年代、東欧。ドニエスティア王国で勃発したクーデターにより、王太子ミハイは特殊警護班長ラドゥと共に隣国ティズナリアへ逃れる。軍事支援を求める旅の中、ミハイは少女エマらとの交流を経て王としての自覚を、ラドゥは軍師としての才を磨いていく。
一方、本国ではクーデターの首謀者が急死し、長男クリスチアンが新王に即位する。新王はティズナリア侵攻を開始するが、軍を率いた弟アウレリアンは敗北し捕虜となる。ミハイは亡き母を慕う人々が集まる南部で軍勢を整え、かつての仲間との悲しい決別を乗り越えて、王都奪還のため進軍を開始する。
王宮へ乗り込んだミハイ軍はクリスチアンと対峙し、正統な王にのみ反応するとされる竜の化石「バラウルの背骨」の審判に臨む。ラドゥは名産品のシオンベリージャムと「魔女のライト」を用いたトリックで化石を発光させ、ミハイを真の王と認めさせる「奇跡」を演出。将兵の心をも掴んだミハイが復位し、敗れたクリスチアンは失脚した。
戦後、数ヶ月ぶりに帰還したラドゥは、戦死した部下が遺したレポートから、一連の事件の真の黒幕がアウレリアンであった証拠を掴む。アウレリアンは巫女を騙って父王を操り、王位を狙っていたのだ。ラドゥはクリスチアンを協力させてアウレリアンを誘い出し、警察と共にその正体を暴いて拘束に成功する。
晴れて戴冠したミハイと、その傍らに立つラドゥ。二人は平和の象徴となったシオンベリーのジャムを塗ったマフィンを囲み、穏やかな日常へと帰還するのだった。