あらすじ
第33回電撃小説大賞 応募作品です
以下、あらすじになります
人類が現実とほとんど変わらぬ仮想空間《仮想海(ティルナノーグ)》を手にした時代。
フリーランスの傭兵である少年ジン・ヘイズは、相棒であるAIアリーとともに、かつて自分たちを襲った災厄〈電脳汚染〉の手がかりを求めて危険な構造体へと潜入する。
ジンは構造体の中で一つのデータキューブを奪い出すも、無人戦闘体の群れと異形の無人戦闘合成獣に襲われる。撃退し辛くも現実へと帰還したジンが箱を開くと、中に眠っていたのは情報ではなく、眠る幼い少女ノルンだった。
ノルンは仮想海におきた過去の事件である電脳汚染によって生まれた〈深層遺児〉だった。
ジンはノルンを保護しつつ、なぜあんなところで眠っていたのかを探っていく。
探っていく中で、旧知の仲である技術者兼情報屋のナズナや同じく旧知の仲である《AVALON》所属傭兵のリディアらと協力することになる。
ノルンの正体を確かめるべく《WLC》のレイウェル・アーネスタを訪ねるも情報はなく、その帰りに電脳ドラッグを使用した賞金首《群体》に襲われる。
さらに別の賞金首である《女帝》まででてくるが、リディアたちの協力もあり、無事だった。
後日、ジンの自宅構造体が襲撃されノルンを《群体》に攫われてしまう。
ノルンが攫われた先は《WLC》の本部――レイウェルの所だった。
襲い来る《群体》や新型の《群体》を撃破しながら奥へと進み、ついにレイウェルと相対する。
レイウェルの目的は、深層遺児を利用した不老の実現で電脳ドラッグと《群体》はその副産物だった。
レイウェルはノルンを核に、被害者たちを素材とした黒い怪物《集合体》完成させる。ジンはアリーと仲間たちの援護を受けて死闘の末に集合体を撃破し、ノルンを救出する。
だがその代償に、ノルンと女帝は完全に混じり合い、一つの存在として生きることになる。
新たな家族となった姉妹を守りつつ、ジンはなおも仮想海の闇と電脳汚染の謎、その両方を追い求めていくのだった。