あらすじ

深夜の郵便局、その地下にあるのは、表向き存在しない「返却便係」。 そこに届くのは、差出人不明、消印なし、宛先も曖昧な奇妙な手紙ばかり。けれど、その手紙に託された“本来届くはずだった想い”を返せなければ、誰かの明日が壊れる。 終電間際の駅、閉店五分前の喫茶店、もう会えないはずの家族の住所。 新人夜勤バイトの柊湊は、無愛想な上司・風見梓とともに、夜の街を駆けて「届かなかったもの」を返していく。 だがある日、返却不能便の記録簿に、湊の記憶からだけ消えた妹の名前が現れる。 これは、誰にも届かなかった言葉をめぐる、やさしくて少し残酷な夜の配達録。

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カクヨム
カクヨム2026/04/10
  • 現在の作品午前零時の返却便