あらすじ
世界を焼却するべく現代日本、熊本県の御使町に派遣された――天界の序列2位にして世界焼却の焔を操る熾天使――カレイアは、天界と人間界のマナ濃度の差を把握しておらず地上に降りて魔法を使った瞬間に魔力不足へ陥ってしまい、ゴミ捨て場に墜落してしまう。
熾天使にとって、魔力不足は命に関わる緊急事態。
そんな絶体絶命の彼女を救ったのは、偶然通りかかった女子高生――藤咲咲良だった。
咲良により差し出されたコンビニの肉まんを食べた瞬間、カレイアの胃袋は完全に掌握されてしまった。
肉まんのカロリーを変換することで魔力も回復。
「サクラ、この世界には肉まん以外にも美味しい食べ物があるのか?」
この一件で食の虜になってしまったカレイアは、世界焼却を(今夜の献立のために)先延ばしにし、咲良の母親に気に入られたこともあり藤咲家の居候として日本で生活することになるのだった。
しかし、日本の「食」に引き寄せられたのはカレイアだけではなかった。
魔界の序列2位にして、世界凍結の氷を操る最上位悪魔――サレヴィア。
竜界の序列2位にして、世界を切り裂く裁きの光を操る原初の竜――ラードニア。
世界滅亡級の存在であるメンバーだが、お母さんには敵わない。
世界焼却の焔で魚を焼いたり。
世界凍結の氷で麦茶を冷やしたり。
世界を切り裂く裁きの光でキャベツを刻んだり。
人類の命運は、藤咲家の食卓に託された。
最強たちの無駄遣いが過ぎる、ドタバタ居候コメディー。
この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・地名・事件とは関係ありません。