あらすじ
とにかく内気、でもパソコンだけは得意な少年、竜間湊(たつま みなと)はこれから中学生。
しかし彼の通う学校では、パソコン部は幽霊のような存在の、全く活動していない部活動だった……。
もう一人パソコン部に入って来たのは、変わり者の文学少年、東堂春木(とうどう はるき)。彼はとにかく図太い性格をしていて、おまけに極度の機械音痴。
正反対の二人だが、同じパソコン部という繋がりで、これまで友達のいなかった彼ら二人は段々と仲を深めていく。
パソコン部自体は何の活動目標もなく、ゲームに読書と各々好きなことをやっているだけだが、彼らが様々な悩みを持ち寄って話は進んでいく。例えば、湊は顧問の明るい先生への片想いを募らせていて、春木は再婚して彼とは真反対のスポーツ好きの義弟が出来ていたりする。
時には廃校に忍び込むか否かで仲違いのハプニングが起きたり、その後仲直りしてお泊まりなんかもしたりして、彼らは本格的に友達らしくなってくる。
そんな中、湊はパソコンの特技の他に、悪夢をよく見る体質だと春木に打ち明ける。春木は持ち前の図太さでそれを怖がるのではなく面白がり、二人はますます信頼していく。
そして文化祭シーズンになり、春木は同級生から脚本の依頼を受けて、湊の悪夢を題材に劇を作ることにした。彼らは他の文化部と共に劇を作り上げ、やっとまともな青春を体験できることになった。
劇は成功に終わり、それから彼らが大人になった後も、彼らは友達のままだった。そうして友達のいなかった少年二人は、生涯の友を見つけることができたのだった。
キラキラした青春から少し離れた場所にいる二人が送る、学園友情ストーリーです。