あらすじ
伯爵令嬢エーファは婚約者ライマーとその浮気相手フィリッパに嵌められ、冤罪を掛けられた。
彼女は社交界でも家でも居場所を失い、苦しい思いをする事となったが、そんな環境から逃れるべく魔法至上主義の『魔法塔』への就職を選択する。
優秀な魔導師達がそれぞれ自らの研究課題に没頭する事を許された、衣食住の揃った研究施設。
そこで第二の人生を手に入れたエーファは『時』にまつわる魔法の研究を論文にまとめ、認められることとなる。
そんなある日、公爵令息であり彼女の友でもあるディートハルトがエーファを散歩に誘う。
幻影魔法が得意なディートハルトの話にあれよあれよ乗せられ、エーファは散歩の合間にかつて自分を陥れた者達の悪事を今なら晒せる、と時の魔法を発動。
「あーあ、今ならあの時の冤罪も晴らせるのになぁ」
過去の光景を映像化させながら彼女がぼやいたその時の事。
突然周囲の光景が変化し、エーファは絶賛パーティー開催中の王宮の大広間に立たされていた。
……そう、エーファはディートハルトの魔法によって大広間まで誘導されていた挙句、知らず知らずのうちに、大勢の前で過去の悪評の真相を明かしていたのだ。
尚そのパーティーにはライマーとフィリッパも参加していて――?