あらすじ
戦えない見習い鍛冶師レインが所属するのは、街でも最弱クラスのダンジョンクラン《灰狼の灯》。
実力も資金もない彼らに回ってくるのは、誰も買わない“外れ素材”ばかりだった。
だがレインには、素材同士の“相性”だけが見える不思議な感覚があった。
牙、殻、欠けた鉱石――価値なし扱いされた素材でも、組み合わせ次第で上位装備に変えられる。
折れない短剣。砕けない盾。疲れを逃がす脚甲。
レインが打った装備を手にした日から、《灰狼の灯》は少しずつ勝ち始める。
弱小クランが最深層へ駆け上がる。
その中心にいたのは、前線に立てないはずの鍛冶師見習いだった。