あらすじ
魔石文明を発展させた人族
魔法を操る太古の種族魔族
身体能力が優れ戦闘を嫌う獣人族
本能のままに生きる魔物
魔族と人族が争いを続け、獣人族は中立を保ち、魔物は狩り狩られる存在。
人族の希望である勇者は魔王討伐、魔族一掃の使命を託された。
魔族は魔王を討伐され、すぐに新世代の魔王を立てた。魔王は獣人族の国に潜伏し、復讐の機を待つ……はずだった。
世界の片隅、中立国家獣人族の国オリーブ共和国に新しくできた小さな村があった。魔族が暮らす森や山のすぐ近く、獣人族や人族、種族を問わず冒険者が多くやってくる活気のある村。
そこに堂々と看板を構える客亭【しふく】はローブを羽織った女将ティベルダが店主を務め、炭鉱夫の夫アルバートが仲間を連れて食事をしに帰ってくる。温かくて、冒険者たちにも人気の宿屋兼食事処。
同じくローブを羽織って暮らす四人と共に立ち上げた村。そこに集まる獣人のふりをした魔族、近隣の村から移住してきた獣人族が自由気ままに暮らす。そして魔族討伐や魔物討伐、素材採取を目指す冒険者たちがふらりふらりとやってくる。
賑やかな村が唯一嫌うもの。それは、勇者。
それぞれの想いを胸に、勇者を討伐するためにジッと機を待っている。
そして運命に感謝しながら最愛の相手を愛し、時には喧嘩をしながら日常を送っている。
喜怒哀楽が入り混じる至福の村、クルミ村へようこそ。