あらすじ
格好よく見られたい男子高校生、サトルは、ある日廃駅で、謎の女性からチロルチョコをもらった。
翌日、サトルは偶然、彼女があごひげの男、史紀に襲われている場面に居合わせる。気絶する彼女を放っておけず、連れ帰る。
目を覚ました女性は梅と名乗った。てるてる坊主を自称する彼女は、雨に打たれることができず、雨に強烈に憧れているのだという。
去ろうとする梅を、サトルは、いつか一緒に雨のなかで踊ってほしいと引き留める。
妹と梅と三人での暮らしが始まった。青春したことがないという梅のために青春ごっこをしたり、史紀の再襲撃時に身体を張って守ったり、知人女性の雪蛍との関わりなどを経て、仲を深めてゆく。
そうしたある日、サトルは梅に誘われデートをする。が、キスを最後に、なにも言わず梅が姿を消してしまう。
梅を探すが見つけられないまま日々が過ぎる。すると、梅の友人だという少女、ケイが現れる。諦めない姿勢を認められ、梅の故郷へ送ってもらう。
梅と再会し、かつて彼女が雪蛍をてるてる坊主にしてしまったこと、雪蛍の望みを叶えるためにこの地にこもる必要があるのだということを知る。
そんな折、史紀の三度目の襲撃に遭う。絶体絶命に陥るも、ケイの仲裁で解決する。
サトルたちは、てるてる坊主を人間にする手段を史紀から聞く。それは梅の命を犠牲にするものであった。それでも雪蛍を人間に戻したいという梅。サトルは葛藤の末、協力することを決意する。
雪蛍を人間に戻すためには、彼女を故郷に連れてくる必要があった。そこで一旦雪蛍のもとへ向かい、追ってくるよう仕向ける。
故郷で、雪蛍との死闘。サトルと梅は力を合わせ勝利する。
故郷を閉じるための儀式を実行すると、雨が降り始めた。ふたりは手をつなぎ踊った。
梅のいなくなった世界で、格好いい男となったサトルは、彼女との約束を胸に生きていくのだった。