あらすじ
『果ての国』と呼ばれる極北の森で魔女の子として生を受けた娘、ルミナ。
長き冬は母から魔術を学び、短かい夏を妖精や精霊と戯れ駆け回る伸び伸びとした幼少期を過ごしていた彼女だったが、9歳となった年の冬、突如として謎の男達の襲撃に遭い、母と友を殺され森を焼かれてしまう。
その時、ルミナは出会ってしまった。嗜虐と狂気の化身がごとき男、ラカに。
「君を外の世界に逃がしてあげる。だから魔女の魂である髪と目……そして、秘術が刻まれた両腕を頂こうか」
彼に目をつけられたルミナは、見逃す事を条件に瞳を入れ替えられ両腕を奪われてしまった。
命からがら生き延びた彼女は生れて始めて人の生活圏、要塞都市イトミエスに辿り着き転生者の傭兵アルバート・レシェフスキと出会う。
これは、全てを失った魔女がこれ以上失いたくないと足掻く復讐譚。