あらすじ
普通の女子高生・春日井まひるは、ある日突然「怪(あやかし)」に襲われる。命の危機に瀕したその時、彼女を救ったのは――人の姿をした狐の女神だった。
助けられた恩に感謝し、祠へお礼参りに来たまひる。しかしそこで目にしたのは、神聖なはずの古びた祠を、電動工具と建材で“ほぼ新築”にしてしまう謎の少年の姿だった。
神様は彼をこう紹介する。
「こやつは……まぁ、神様の便利屋みたいなものじゃな!」
少年の名は夜代(やしろ)。
彼は、信仰を失い消えかけた神を救い、祠を修繕し、時にはSNSで神を“バズらせる”ことで信仰を集める――現代の神と人を繋ぐ異端の存在だった。
神に命を救われたまひるは、夜代の手伝いを申し出る。
こうして始まる、神様と人間と怪が入り混じるドタバタな日常。
バズる神、炎上する祀り、フォロワー=信仰という新時代の神の形。
だがその裏では、“信仰の消滅”という深刻な問題が静かに広がっていた。
やがて現れる強大な怪と、消えゆく神々。
そして夜代が神に関わり続ける“理由”とは――。
これは、八百万の神々に振り回されながらも、彼らと共に生きる物語。