あらすじ

待ち合わせに遅れないよう、少し余裕を持って家を出た日。 駅に着き、階段を降りる途中で、ちょうど電車が来るのが見えた。少し急げば間に合う――そう思って足を速めたが、目の前でドアは閉まる。 次の電車はすぐに来る。待ち合わせにも間に合う。困ることは何もない。 それなのに、主人公の胸には妙な敗北感だけが残った。 たった一本の電車を逃しただけ。 そんな小さな出来事の中に、中年男の見栄や衰え、自分への引っかかりをにじませた掌編。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/04/09
  • 現在の作品【掌編】一本逃しただけ