あらすじ
藍より生まれたその青は
藍より青くて糸染まる
持ち主を呪い殺す忌まわしき宝石『青いよどみ』による悲劇はまだ終わってなかった。
高校の修学旅行で藍青という町を訪れた松本冬馬は、全身梵字の刺青を彫られた女性の遺体と遭遇する。
それは前代未聞の身の毛もよだつ奇怪な事件であるが、冬馬はこれとよく似た事件が十年前にも起こっていたことを何故か知っていた。
自身の記憶、繰り返される夢、渦巻く人々の思いーー松本冬馬は何を得、何を失ったのか。
柱時計の時報、そして藍青にいにしえより伝わるわらべ歌に導かれ悪夢は再び幕を開ける。