あらすじ

目の前にあったのは、鋼鉄の門扉で遮られた白い外壁の硬質な建物。 大人になったなら、もう一度あの建物に出会えるだろう。 積み上げてきた想いの塊がガラガラと砕け、その頂点にいた私は瓦礫に飲まれる。 もう生家に戻れないことはわかっていた。けれど、二度とあの建物を見ることができないとは考えてもいなかった。 私の、そして両親の人生は、一体何のためにあったんだろう……。 空虚になった私の心。絶望から小さな怒りが芽を出し始めた。   ・・・・・・ 封印が解けて、自分の力が戻った次の日の朝。 玄関を出たところで、俺は溜息をついた。 いつもと変わらない空、道、庭。けれど、俺だけは変わってしまった。 昨日の朝までは、普通の少年、だったのになあ………。   ・・・・・・ 「まったく……。幽霊視ただけでパニくるなよな」 「だってえっ。くっきりはっきり見えたのに、消えたんだぞおっ。むちゃくちゃ怖いじゃんかっっ」 「………アホ。それくらいで驚いてたら、身がもたないぞ。学校なんて幽霊の巣みたいなモノじゃないか」 「うそおおっっ」 「信じられないなら、自分の目で確かめてみろよ」 「嫌だよ、そんなのっ。俺、幽霊嫌いなんだからっっ」   ・・・・・・ 五樹の住む町では、最近、動物の首なし死体が見つかる事件が起きていた。 封印されていた力が戻った次の日の朝、さっそく五樹は、何者かが解き放った闇の力に圧倒されて気を失ってしまう。   ・・・・・・ 今回もおまけとして「EpisodeE Boy」を収録。 正直、いろんな要素を詰め込み過ぎて反省した作品です(トホホ)。

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エブリスタ
エブリスタ2018/05/13
  • 現在の作品Excellent Brother~哀しみの下で復讐は……