あらすじ
漫画家志望の青年・神代ユウキは、
「設定は面白いのに、キャラが生きていない」
という評価に苦しみ、何度も壁にぶつかっていた。
新作『ブレイク・コード』の原稿を前に、
またも筆が止まるユウキ。
しかしその夜――描いていないはずの原稿に、“一本の線”が現れる。
導かれるようにキャラを描き上げた瞬間、
ユウキは“自分の描いた世界”と繋がってしまう。
そこにいたのは、
自分が生み出したはずの主人公・ユウ。
だが彼はただのキャラクターではなかった。
意思を持ち、ユウキを「観測者」そして「作者」として認識し、語りかけてくる。
さらにユウキがペンを止めると、世界も止まり、
描けば動く――
“漫画が現実として進行する”異常な現象に気づく。
「俺を、“ちゃんと生かしてみろ”」
キャラから突きつけられる言葉。
それは、これまで逃げてきた“物語の本質”そのものだった。
これは――
物語を描けなかった漫画家が、
“生きているキャラクター”と出会い、
本当の物語を生み出していく物語。
そして同時に、
世界を書き換える能力《コード》を巡る、
もう一つの戦いの幕が上がる――。