あらすじ
あらすじ
「終わりのあとに、残るもの」
観測者との戦いを終え、世界に訪れた“静かな平和”。
しかしルクスとリゼリアは、その違和感にいち早く気づく。
――静かすぎる。
まるで、世界そのものが“息を潜めている”かのように。
調査の中で二人が発見したのは、空間に残る微細な歪み。
それは崩壊を止めた代償として残された、“現実の綻び”だった。
一方その頃、勇者の役割を捨てた青年もまた、異変に直面する。
視界のズレ、聞こえないはずの声――そして、自分の影が“遅れて動く”という不可解な現象。
「――観測、継続。」
終わったはずの“何か”が、確かにまだ存在していた。
やがてルクスたちの前に現れるのは、観測者の残骸とも言える不安定な存在――
“観測の欠片”。
それは現在に存在せず、“未来のズレ”を利用して襲いかかる、これまでにない敵だった。
攻撃は当たらない。
位置は確定しない。
すべては“まだ選ばれていない未来”の中にある。
だがリゼリアは見抜く。
この戦いは――
誰かに決められた運命ではない。
「どの未来を現実にするか、それを“選ぶ”のよ」
選択こそが力となる、新たな戦いの幕が上がる。
終わりのその先で、
世界は再び揺らぎ始める――。