あらすじ

前世で、神殿に仕える神官だったノエルは、魔王討伐戦争のさなか、魔王軍の副官にこの手で首を裂かれて死んだ。

冷たい指。
白銀の刃。
喉を焼く血の熱。
最後に見たのは、感情の見えない美しい男の顔だった。

そして次に目を覚ました時、ノエルは十七歳の春に戻っていた。

今度こそ争いに巻き込まれず、静かに生き延びる。
そう決めたはずなのに、なぜか二度目の人生では、あの男がまだ敵になる前からノエルの前に現れる。

魔王の副官になるはずの男。
前世で自分を殺したはずの仇。
その男は、初対面のはずのノエルを見るなり、低く囁いた。

「ようやく、見つけた」
「二度目は逃がしません」
「あなたは今度こそ、私のものになってください」

どうして殺した相手をそんな目で見るのか。
どうして敵である自分に、触れる指先だけがあんなに優しいのか。
どうしてあの夜、あの男は自分を殺したのか。

前世の死に怯える神官と、理由を明かさぬまま求婚してくる執着深い副官。
敵同士、記憶持ち、前世因縁。
二度目の人生で始まるのは、救済か、それとももっと静かで逃げ場のない破滅か。

短めのあらすじ

前世で魔王軍の副官に殺された神官ノエルは、死に戻って二度目の人生を手に入れる。
今度こそ平穏に生きようとするが、なぜか前世の仇である副官アシュレイが、まだ敵になる前からノエルに執着し、「二度目は逃がしません」と求婚してきて。
殺された記憶があるのに、どうしてこんなにも大事そうにされるのか。
前世の死の真相と、ねじれた執着の理由を追う、因縁と救済のダークファンタジーBL。

キャッチコピー

殺された記憶がある。なのに、その男は今世で私に跪いた。

別案だと、

仇に求婚されても、はいとは言えない。喉を裂かれた記憶が消えないから。
二度目の人生で再会した仇は、なぜか花を持っていた。剣ではなく。

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アルファポリス
アルファポリス2026/04/09
  • 現在の作品死に戻り神官は、前世で殺された魔王の副官に今世で求婚される