あらすじ

王都の春。 社交界が最も華やぐ季節に、公爵令嬢レティシアへ突然の婚約が命じられる。 相手は名門貴族でも王族でもなく―― 平民出身の王城騎士、カイル・グレイ。 身分違いの婚約に周囲がざわめく中、レティシアはすぐに気づく。 これは恋でも偶然でもなく、王城の思惑によって“配置された関係”だということに。 貴族社会を読み解く令嬢と、剣で国を守ってきた騎士。 二人は形式だけの婚約者ではなく、互いの役割を補い合う「対等な契約」を結ぶ。 しかし調査を進めるうちに、十年前に王国を揺るがした事件の真実が浮かび上がる。 王弟の罪とされた粛清、消された記録、そして王権そのものを変えようとする思想――。 婚約は罠であり、試験であり、そして未来を選ぶための舞台だった。 やがてレティシアは社交界を動かし、 カイルは王としての資質に目覚めていく。 恋が政治を動かし、政治が国の歴史を書き換えるとき。 “予想外の婚約者”は、やがて―― 共に王と王妃となる存在へ変わっていく。 これは、政略結婚から始まった二人が、 国と未来を選び直すまでの物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/04/09
  • 現在の作品わたくしの婚約者となる方が全く予想外の人物だった件。