あらすじ

この世界には、吸血鬼という種族がいる。人間の血を啜り、夜な夜な恐怖を運んでくる、そんな存在。そしてその中でも有力な長老、アーカルド。黄色の長髪に、ブッラクダイヤの瞳を持つ、見目麗しい青年。彼は、永遠に続く渇きに嫌気がさしていた。いや、渇きでなく、それよりもっと一般的なもの、そう、退屈に蝕まれていた。多くの眷属たちと共に、村を襲撃し、血を略奪する。 そんな変化のない生活に首を絞められていたアーカルドは、ふとしたきっかけである冒険小説を手にする。それは、自らを騎士とする男が、様々な困難に挑む、滑稽な話だった。一般ではありふれた、変に特別とかいうものではない。だが、それに男は強く心を惹かれることになる。そして、かれは自らを鏡の騎士と名乗り、名前をサンソン・カラスコとして、人間の街へ駆けて行った。 そして、結果的にその街で出会った吸血鬼ハンターの美しい女性、ロアンソに心を奪われる。当人はそんなこと自覚していないのだが。 吸血鬼と吸血鬼ハンターが織りなす、手の届かない甘酸っぱい、血の匂いがするラブストーリー。

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カクヨム
カクヨム2026/04/09
  • 現在の作品血によって繋がれた鎖と罪