あらすじ
「神に祈る時間があるなら、稼げ! 回せ! 叫べ! 推しへの愛を大いに捧げろ!!」
かつて異世界で「聖女」として崇められていたセレスティア。
傲慢で強欲な神に仕え、ただ祈るだけの退屈で理不尽な日々に嫌気がさしていた彼女は、現代日本へと転移し、ついに真の「神」と出会ってしまった。
それは、地下ライブハウスで健気に歌って踊るアイドル――コハルちゃん。
「天界の神(クソジジイ)より、一生懸命なコハル様の方が一億倍尊いですわ!」
圧倒的なファンサとキラキラな笑顔に脳を焼かれた元聖女は、名を「天音 祈(あまね いのり)」と改め、限界ヲタクへとクラスチェンジ!
推しのライブチケット代、チェキ代、遠征費を稼ぐため、深夜のコンビニでレジ打ちバイトに精を出す毎日を送っていた。
聖女の『身体強化』でキレッキレのオタ芸を打ち、『浄化魔法』でコンビニのフライヤーをピカピカに磨き上げる、無駄にハイスペックな労働の日々。
これは、神を見限った元聖女が、一人の売れない地下アイドルに貢ぎまくる、愛と労働と、ほんの少しの魔法の物語。