あらすじ

――まるで電子レンジだな。 ある日、博士の自宅兼研究所を訪れた男は胸の内でそう呟いた。 研究室へ通され、そこで目に飛び込んできたのは筒状の巨大な装置。天井に届きそうな高さがあり、全体を鈍い光沢を帯びた灰色の金属が覆っている。無機質で冷たい質感が部屋の空気まで張り詰めさせているようだった。 下部からは太い配線が何本も伸び、床を這うように広がっている。正面には扉があり、その中央には四角い窓がはめ込まれている。その窓が、男に電子レンジを連想させたのだった。 「それかね、博士。この前、君が開発したと言っていた装置は」 男はゆっくりと装置へ歩み寄り、窓を覗き込んだ。厚みのあるガラス越しに椅子のような台座が見えた。

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小説を読もう2026/04/09
  • 現在の作品ウラシマの刑 :約4000文字 :発明系