あらすじ

異世界転移による事変から半年。復興の裏で怪異の処理に追われる福岡県警早良署に、中洲の事件で回収された「裏返った鏡の破片」が持ち込まれた。 それが、すべての終わりの始まりだった。 地下証拠品保管庫に眠る十歩教授の遺産「AMDI(マジック粒子阻害装置)初号機」と鏡が共鳴。外界の魔法を拒絶するはずの装置が反転し、署員たちが隠してきた「過去の罪や不祥事の記憶」を、物理的な“亡霊”や“錆”として署内に実体化させてしまう! 「やめろ!! あの時、証拠を隠滅したのは俺のせいじゃない!!」 警察署は、自責と他責の念に狂った署員たちが殺し合う「セピア色の監獄」と化す。外部からの干渉すら弾き返す絶望の密室で、ヨレヨレ刑事・三浦慎吾は、己の中に眠る絶対的な虚無の能力「凪」を全開にする。 「……俺が、全部持っていってやるよ。あいつらのクソみたいな不祥事も」 全署員数千人分の「業」をその身一つで飲み込み、自らを的(特異点)とする三浦。 彼を救うため、封鎖線の外側から、中二病の少年・後藤零、福岡の魔女・時田渚、そして陸自のアウトレンジ狙撃手・倉田二士ら、かつての「第1班」が集結する! 三浦が支払うあまりにも重い「代償」と、警察組織の闇をすべてシュレッダーにかけて隠蔽する鷲尾部長の冷徹な決断。 過去の因縁と自己犠牲が交錯する、スピンオフ最大のターニングポイントとなる密室ハードボイルド・ミステリー!

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カクヨム
カクヨム2026/04/08
  • 現在の作品福岡異世界転移史 ・外伝04 早良署刑事事件簿 ― 証拠品保管庫の咆哮 ―