あらすじ

面白そう、という最低限の理由で履修した講義が、まさかこんなに物騒だとは思わなかった。 文学部一年の黒川透が選んだ少人数ゼミの名前は、『殺人学概論』。 初回講義で教授は言った。 「ここで教えるのは上手な殺し方ではない。人がなぜ人を殺すのか、そしてなぜ殺さないのかだ」と。 まだ起きていない殺人事件を推理させられ、教授が講義中に突然倒れ、さらには本物の未遂騒ぎまで発覚。 どうやらこの授業、シラバスの時点でだいぶ危険だったらしい。 事件を起こす側ではなく、解き明かす側でいたい。 そんな学生たちが、“殺意の手前”を言葉と推理でほどいていく。 軽妙で少しひねくれた会話で進む、大学講義室発のミステリ、開講。 ――人は、どこまでなら「殺さずにいられる」のか。

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カクヨム
カクヨム2026/04/08
  • 現在の作品『殺人学概論』 ――この講義では、まだ誰も死なない