あらすじ

街外れのリユースショップ「ハルナシ」の店主・夏秋冬 陽子(はるなし ようこ)は、呪物や怪異を「在庫」として買い叩く、冷徹な査定人である。 ある夜、彼女の元に「呪いのビデオ」に怯える少女・日和(ひより)が駆け込んでくる。親友を襲った凄惨な事故。連鎖する不幸。陽子は日和を伴い、夜の病院へと「査定」に向かうが、そこで暴かれたのはビデオの呪いよりも深く、異質な因果の糸だった。 「精算できねえなら、働いて返せ」 事件の裏に潜む「真実」を買い取った陽子は、行き場を失った日和をアルバイトとして店に囲い込む。お守りのレンタル料を給料から天引きし、人手を安く確保する――そんな計算高い微笑を浮かべながら。 これは、一切の呪いが通じない非情な店主と、曰く付きの少女が、世に溢れる怪異を「精算」していく風変わりな仕入れの記録である。 春の職業作品です。 どうぞよろしくお願いいたします。

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小説を読もう2026/04/09
  • 現在の作品ハルナシの仕入れ帳