あらすじ
UMCUCは神を信じない国だ。
そんな国で熔滓《バースト》と言う称号を持つ指名手配犯の少女、カタリナ・オズワルディー。
毎日の食費稼ぎと逃亡生活が日常となった十六歳の彼女はある日、仲間である情報屋トキ・イーグレットの誘いに乗り、嘗ての平穏な生活を取り戻すべく、他の二人の仲間――強化外骨格を纏う酒カスの元女軍人ジェネラルと、行儀正しい和風サムライ少女のキャロルと共にチームを組み、銀行強盗に挑む。
策略?欺瞞?
そんなの関係ない!
悪党は悪党らしく、ド派手なパーティーを開こうや!
他人なんかどうでもいい、自分の欲だけを満たせ!
タイムリミットは三週間。
標的はこの国の警察擬きが支配する銀行。
鉄と火、科学と神秘が渦巻く中。
カタリナは自分の願望を叫ぶ。
『私の嘗ての幸せを取り戻すために、邪魔者は全部殺してやる!』
絢爛な爆破と嵐のような弾丸を浴び、少女たちは走り出す。
その背後に例えどんな陰謀の糸が絡むだろうと、自分たちの結末がどうなろうと知ったことか!
ハイリスク、ハイリターン。
それでこそ悪党ってもんなんだろう?
だが、そんな彼女たちの目の前に立ち塞ぐ強敵はこう囁く。
「あまり聞く意味はないけれど、形式上聞いておこう、君たちは——今から降参するかい?」
黄金の物質を操り、人智を超える力を持った敵の前で、悪党たちが選んだ選択とは一体!?
「だから、ここからは死合いではない、ただの喧嘩だよ」
「ならもう言葉は不要だな——決着をつけようぜ?」
指名手配犯の中でも特別な二十人の一人であるカタリナが放つ最後の力。
そんな彼女に悪党たちの命運がすべて託される。
悪党による、悪党のためだけの、狂瀾怒涛なピカレスクファンタジーが今ここに開幕。
一緒に踊ろうぜ?この爽快なカーニバルに。
一緒に酔おうぜ?このくそったれな世の中に!