あらすじ
竜の子は、時々ふしぎな夢を見る。
静かな夜の、夢を見る。
明けること無き滑らかな夜の中、白い繭からうまれた男に、銀の杖もつ月の娘は「罪人」と呼びかけた。
或いは遠い記憶の奥底で、相対した男が不敵に笑う。
「生き延びられるか、この戦場を」
言葉と、死と生と、記憶と夢と。
なくしたものは多く、得たものは何もなく。幾年もの時間を跨ぎ、紡がれるのは虚構か、本質か。
これは、かつて語りきれなかった最後の物語。語ることの無いはずだった、最初の物語。
※この小説は各章のタイトルを先に提示し、中身を後から足していく形で連載しています。
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