あらすじ
ブラック企業の社畜・佐藤太郎は、徹夜明けに保存ボタンを探しながら力尽きた。
――はずだったが、目が覚めるとそこは**「ダンジョン」と「魔導技術」が支配する2085年の日本。**
異世界で英雄として魔法の真理を極めた彼は、Fランクの落ちこぼれポーター・神代匠として転生していた。
授かったスキルは、主婦の家事代行レベルと言われる外れスキル**『日用品強化』**。
「魔力消費が激しい? 構造を最適化すればいいだろ」
「素材が安物? 原子レベルで結合を書き換えればいい」
効率至上主義の匠は、生きるために100円ショップのバールを「少し」弄り、安物の包丁を「適当に」研いでネットオークションに出品する。
「【悲報】メルカリに空間切断できる包丁が出品されてるんだがwww」
「100円のバールでSランクドラゴンが消滅した件について」
匠が「定時で帰るため」に作った日用品は、国家の軍事バランスを崩壊させる**『国家機密級神器』**だった!
本人の「スローライフを送りたい」という願いとは裏腹に、世界中の富豪や美少女、果ては国家までもが、彼の「ゴミ(神器)」を求めて札束の殴り合いを始める――。