あらすじ

十数年前、とある一つの小国が滅んだ。 その元凶とされたのは、 長命種エルフの魔法使い――ルミナス。 だが真実は違う。 彼女は精神魔法によって操られ、 虐殺の道具にされたに過ぎなかったのである。 しかし、彼女が正気を取り戻した時には、 すべてが終わっていた。 焼け落ちた王都。 泣き叫ぶ人々。 自分の手で奪ってしまった無数の命。 そして、彼女は全てを失ってしまった。 しかし、決して 真実を語ることはできない。 語ったところで、許されるはずもないのだ。 世界ではその日からエルフは滅すべき種族であると大陸全土に瞬く間に広がった。 ルミナスは名を隠し、耳を隠し、 魔法学校の教師として静かに生きることを選ぶ。 それが、せめてもの大好きな魔法と人々への償いだと信じて。 だがある日、彼女の前に一人の少女が現れた。 滅びた国の生き残り。 そして――国を滅ぼした存在を「仇」として 少女は憎んでいた。 少女はルミナスが誰かを知らない。 そんな少女はこう言った。 「先生、私に魔法を教えてくれませんか」 これは、 虐殺者と呼ばれたエルフが、 仇の少女の師となり、 愛した魔法と人々を未来に繋ごうとする物語である。 罪は決して消えない。 過去も絶対に戻らない。 それでも、償いならば、今からでも始められる。

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小説を読もう2026/03/19
  • 現在の作品贖罪のルミナスーーー虐殺の真実を隠して教師になった、エルフの償い