あらすじ

広島・横川。乗り換えのための街、通り過ぎるための場所。そこに生まれたら、そこで終わる——そんな根拠のない諦めを胸に抱えた高校三年生の四人の前に、元プロバスケットボール選手の外部講師・坂本剛が現れた。 「それ、誰のボールだ」 答えを与えない、問いを返すだけの男。だが彼の言葉は、少しずつ四人の内側を揺さぶっていく。 進路に迷う者、夢を諦めかけた者、怪我で全てを失ったと思い込む者、才能を信じられない者。それぞれが自分のジンクスと向き合う傍ら、四人はある事実に気づいてしまう。学校が三年間、ひた隠しにしてきた問題が、旧館の封鎖されたドアの奥に眠っていた。 大人の都合と、自分たちの諦めと、どちらにも向き合いながら、四人は声を上げることを選ぶ。 ジンクスはコートに置いてこい。 コーチの言葉を胸に、それぞれの春へ。

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カクヨム
カクヨム2026/03/18
  • 現在の作品ジンクスとコーチング