あらすじ

三月の夜、踏切の音はなぜか止まらなかった。 語り手は、自分がなぜそこにいるのかも曖昧なまま、ただ境界に立ち続けている。上半身だけの存在として、失われた「何か」を探しながら。 やがて訪れる一人の女性。彼女の中にある“欠け”に気づいた時、わずかな変化が生まれる――。 事故の記憶も、痛みも、輪郭を失ったまま残り続ける存在。 これは、「向こう側」に行ききれなかったものの、静かな独白。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/03/18
  • 現在の作品通り抜けたはずの暗がり