あらすじ
勇者の里で育った少年レインは、聖剣に選ばれるはずだった。
だが、その剣は彼を“拒んだ”。
代わりに起きたのは――魔物が彼に従うという、あり得ない現象。
自分は勇者ではないのか。
その疑問の答えは、あまりにも残酷だった。
「――お前は、魔王の血を引いている」
一方、魔王城で育った少女は、魔剣に選ばれながらも違和感を抱えていた。
人間を討つはずの自分が、なぜか“光”に惹かれる。
やがて出会う、立場が逆転した二人。
本来なら敵同士のはずの彼らが出会ったとき、
勇者と魔王の均衡は崩れ、世界が歪みはじめる――。