あらすじ
生涯をかけて皇帝の影である宦官として生きてきた張進明は、裏切り者の汚名を着せられ、窮地に立たされていた。
死を前にして彼には二つ後悔していることがあった。
一つは、自らの男を失うことで力を得られる秘笈「葵花宝典」を読んだこと。
もう一つは、渉平と王進という卑怯者たちをこの手で殺せなかったことだ。
そして彼は無念を抱えたまま、崖の下へ落ちていった。
死と生の狭間で不思議な夢を見た進明がふと目を覚ますと、台の上で身動きが取れないように縛られていた。
まさにここは32年前、彼が男を失った宦房だった。
二度と失うわけにはいかない!
そう思った瞬間、彼は刃物を持つ老人を殴り飛ばしていた。
なんと夢の中で体に刻まれた「葵花宝典」の招式だ。
過去に舞い戻り、神功と言われるほどの力を手に入れた進明が再び動き出す。