あらすじ
建国700年を迎えるウィリティング帝国には、遥か昔から紡がれ続けた歴史を伝える博物館がある。
そこには誰もが知る"帽子のガイドさん"ことアルバがトレードマークのキャスケット帽と大きな丸眼鏡で来館者を出迎える。
「ご指名いただきましたので、ガイドさせていただきます」
朗らかな笑顔で来館者を迎えるアルバは、誰よりもこの国の「真実」に詳しかった。
そんなある日彼女の元にやって来たのは黒髪に一部だけ蜂蜜色の髪がトレードマークの開拓騎士団長。
「不思議な声を聞いたんだが」
その一言がアルバを帝国の歴史を覆す真実の探求へと巻き込んでいく。
博物館の静寂は終わりを告げ、舞台は権謀術数渦巻く宮廷へ。
逃れられぬ『ご指名』の先に、彼女が守り抜くのは日常か、それとも――
アルバのガイド先は過去の栄光か、はたまた虚構か。
運命の歯車が今、カチリと音を立てて回り出す。