あらすじ
「どうして、そんな顔をしているの?」
森で出会った“謎の少年”との出会いをきっかけに、何の才能もなかった俺は【契約】の力を手に入れた。
それは——繋がった相手を強くする力。
幼なじみのクレアと契約したことで、彼女は目に見えて強くなり、俺自身も初めて“誰かの役に立てる”実感を得る。
だが、その力には違和感があった。
無意識に繋がる感覚。
抗えない衝動。
そして——自分の知らない“もう一つの力”。
戦いの最中、俺は魔物を“従わせる”力を使ってしまう。
それは、仲間との絆で強くなる力とは正反対の——支配の力だった。
頭の奥で響く、もう一人の声。
『僕は君の味方だよ』
優しく囁くその存在は、どこか歪んでいて——
そして気づく。
この力は、自分が“契約した”ものではない。
俺は——すでに“契約されている”。
絆で強くなる光の力と、すべてを支配する闇の力。
二つの契約を宿した少年が、仲間と共に成長していく物語。
——ただし、その裏で。
“何か”は、確実に彼を蝕んでいく。