あらすじ
またあの2人が帰ってきた。
依頼を受け、事件を解決し、そしてなぜか報酬を減らされる——
そんな妙な実績を積み重ねてきた冒険者、ザッツ・リーとチムク。
今回舞い込んだのは、少し奇妙な依頼だった。
「夜になると、宿の時が止まってしまうんです」
そう語るのは、困り果てた宿屋の主人。
従業員も客も、夜になるとまるで人形のように動かなくなる。
朝になれば何事もなかったかのように動き出すが、そのせいで商売は成り立たない。
原因不明の時間停止現象。
魔法か、呪いか、それとも——
深刻な話のはずなのに、「泊まり放題じゃん!」と喜ぶザッツと、頭を抱えるチムク。
噛み合わない2人は、いつもの調子のまま調査に乗り出す。
そして夜。
宿に仕掛けられていた魔法が発動したその瞬間、世界は静止する——はずだった。
止まった時間の中を駆け回り、原因を叩き潰すザッツ。
それを追いかけてツッコミを入れるチムク。
果たして2人は、歪んだ時間を元に戻すことができるのか——
そして今回の報酬は、ちゃんと満額もらえるのか。
おバカなモンクと、口下手なドルイド。
凸凹コンビが巻き起こす、ちょっと不思議で少し騒がしい冒険譚。
その結末は、たぶん——いつも通り。