あらすじ
秋ヶ瀬高校新入生・馬場恵(めぐむ)は、ヴィジュアル系バンドに憧れている。でも、演奏ができるとかではなく、ヘアメイクに注目していた。
あんな風なヘアメイクをしたら、もしかしたらいじめられている僕の青春、何か変わるかもーー。あのとき助けてくれたバンドマンたちは、まるで正義のヒーローみたいだったんだ。
そんなある日、恵はド派手な舞台メイクをしている八街薫と共に長髪を理由に進路指導室に呼ばれた。どうやら八街も、高校にメイクをしていくのは校則違反だと言われたようだ。しかし、校則には男子校だからだろうがメイクについての決まりはなかった。
それを利用して男子校でメイク部を作ろうとしていた八街は、恵とともに部員として放課後に現れるツインテールの美少女に声をかける。だけど彼女ーーいや、彼・珠洲慶一郎は女装した男だった。
恵、八街、珠洲の3名のメイク部員が、ショートの動画投稿サイトで活動していると、怖い先輩・塚田良幸から依頼を受ける。
どうやら他校の女子生徒・堤沙夜が好きな彼は、ボーイッシュな沙夜をかわいくしてほしいと言う。彼女と先輩はライバル同士。予備校で成績一位の座を争っているらしい。
震災のあった日ーー帰宅難民になった恵は、親とともにバンドマンの厚意でライブハウスで一夜を過ごした。沙夜も被災地から今の土地へ引っ越してきたという。同じ傷を持つふたりは距離を近づける。
メイク部員は塚田のオーダーに答えるが、先輩は沙夜をホテルに連れ込もうとする。様子をうかがっていた恵たちが、沙夜を助けると親御さんからもお礼を言われる。結局沙夜は先輩を殴り、恵といい雰囲気になる。
自信がない自分でも、変身できるならーーメイクを知った沙夜だが、恵は「そのままでも十分きれいだよ」と伝える。
「メイク? ファンデーション塗るなら土でも塗っとけ!」
普段は荒治療、だけども仕事はきっちりのメイク部だが、彼らが見るのは見た目の美しさではなく、内面のよさ。
恵は最後、自分の中のヒーローであるバンドマンに近づくため、メイクだけではなく防災士の勉強をしながら楽器演奏にも興味を持つ。
企画:2008年以前(キャラ設定1999年頃)