あらすじ
「陰謀など知らない」と嘘を吐いたな。――ならばチェックメイトだ、その命をもらおう。
十年前の『灰の夜』。
国を牛耳る【六枢機(ろくすうき)】の陰謀により、濡れ衣を着せられ家族を焼き殺された少年ノア。
剣も魔法も持たない最弱の彼が、自らの魔力回路すべてと引き換えに得たのは、相手が『嘘』を吐いた瞬間に絶対の命令権を強制する異能【天秤の制約】だった。
復讐鬼として王都に舞い戻ったノアは、素性を偽り、圧倒的な権力を持つ仇敵たちを「言葉」と「罠」だけで破滅の盤上へと引きずり込んでいく。
だが、彼の前に最大の壁として立ち塞がったのは、かつての親友にして王国最強の『真実の騎士』レオンだった。レオンは過去にノアの命を救う対価として、王家への絶対隷属の「呪印」をその身に刻まれていたのだ。