あらすじ

大学生の篠崎悠真は、ある朝目覚めた瞬間から、言葉にできない違和感を覚える。 テレビのキャスターの名前が違う。 通学路のコンビニの看板が微妙に変わっている。 大学の歴史や建物の配置までもが、記憶とほんの少しだけ違う。 最初は「自分の思い違い」だと思っていた。 だが、その違和感は確実に増えていく。 やがて悠真は、大学の広場で見知らぬ少女に出会う。 少女は静かに告げた。 「昨日、世界は少しだけズレたの」 「でもね、普通の人は気づかない」 そして、最後にこう言った。 「この世界には、最初から君はいなかったの」 周囲の人間たちが、一斉に悠真を見つめる。 まるで、この世界に存在してはいけない“何か”を見るように。 違和感の正体は、世界のズレか―― それとも、悠真自身なのか。 日常の隙間に潜む、静かで逃げ場のない違和感ホラー。

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カクヨム
カクヨム2026/03/18
  • 現在の作品この世界に、僕はいなかった。