あらすじ

「貴様のような醜い枯れ聖女は、我が国には不要だ! 今すぐ消え失せろ!」


ルミナス王国の建国記念夜会。
聖女リアナは、婚約者である王太子レオンから、あまりに非情な婚約破棄と国外追放を言い渡される。


理由は、彼女が結界の維持を怠り、華やかで強力な魔力を持つ義妹ミリアこそが真の聖女にふさわしいという、身勝手極まりないものだった。


だが、彼らは何も分かっていない。


リアナはサボっていたのではない。この五年間、たった一人で国全土を覆う強大な守護結界を、一秒の休みもなく維持し続けていたのだ。


睡眠時間を削り、美容に回るはずの魔力さえもすべて国のために捧げ、ボロボロになっていたリアナを、彼らは「醜い」「無能」と嘲笑し、踏みにじった。


「……わかりました。この国を、守らなくてよいのですね」


絶望ではなく、清々しい解放感とともにリアナは国を見限る。
自らの魂を削って編み上げていた結界をすべて解除し、身一つで国外へと歩み出した。


そんな彼女を待っていたのは、隣国ガルド帝国の若き皇帝、アレクサンドル。


「氷の皇帝」と恐れられ、冷酷無慈悲と噂される彼は、リアナの真の価値を誰よりも理解し、彼女が自由になるこの瞬間を五年もの間、執念深く待ち続けていたのだ。


「これからは私の国で、私の愛だけで君を満たそう。指先一本、誰にも触れさせはしない」


規格外の溺愛と極上の甘やかしを受け、本来の圧倒的な美しさと強大な魔力を取り戻していくリアナ。


一方、絶対的な盾を失ったルミナス王国には、瞬く間に魔獣の群れが押し寄せていた。
偽りの聖女ミリアには結界など張れるはずもなく、国は阿鼻叫喚の地獄と化していく。


王太子たちは自分たちが捨てたものの大きさにようやく気づき、血の涙を流して「戻ってきてくれ」と土下座で懇願してくるが――。


「今さら泣きつかれても、もう遅いです。私は今、世界一幸せですから」


虐げられた聖女が最強の皇帝に拾われ、至高の幸せを掴み取る一方で、愚かな人々がどん底に叩き落とされる爽快ざまぁ&溺愛ファンタジー!

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2026/03/18
  • 現在の作品すべてを捨てて、私は自由になる