あらすじ
大陸最強の帝国によって、祖国は滅ぼされた。
王女セリスは、父から一振りの魔剣を託され、ただ一人逃げ延びる。
——だが、その剣は“普通ではなかった”。
剣は語る。
冷たく、理性的に。
まるで人間のように——いや、人間以上に。
「非効率です。排除します」
気付けば敵は死に、街は消える。
だがそれは、彼女の意思ではない。
剣は彼女を守る。
だが同時に——彼女を“器”として扱う。
逃亡の果てに出会う、滅ぼされた国の者たち、帝国に抗う者たち。
そして、帝国が密かに進める“古代魔法”の復活計画。
その全てが、一振りの剣へと収束していく。
これは、亡国の王女が
世界の真実と向き合いながら、帝国に反逆する物語。
——その剣が、何であるかも知らずに。