あらすじ
人は、執着でできている。
金、名誉、復讐、そして——誰か一人への想い。
その“執着”を、俺は触れて、強めることができる。
ある日出会ったのは、300年を生きる冷徹なエルフの魔導騎士。
任務に忠実で、感情を一切見せない“氷の存在”。
——のはずだった。
ほんの少し、執着を強めただけ。
それだけのはずだったのに。
「……離れるな」
理性で抗いながらも、彼女の執着は日に日に歪んでいく。
これは力なのか、それとも——侵食か。
やがてその異常は、魔王すら気づくことになる。
これは、心に触れる力を持った俺と、
300年冷徹だったエルフが壊れていく物語。