あらすじ
「鏡で真実を暴くのがお望み? いいわ、目にもの見せてあげる。」
「真実の鏡」に映し出されたのは、捏造された罪状。
侯爵令嬢プラムのの親友ニコラは、婚約者トリスタンの保身のため「偽聖女」アメリアに、反逆者として売り飛ばされた。
誰もが聖女の権威を恐れ、誰の目にもおかしな断罪劇でも見て見ぬふりをする。
誇り高き親友は、無実の罪を背負ったまま、微笑んで連行されていった。
__ふざけるな。
プラムは、沸騰する怒りを氷のような理性に変え、決意する。
誠実に生きる者が泥を啜らされ、卑怯者がのさばる世界など、私がこの手で焼き捨ててやる。
これは、血気盛んな侯爵令嬢が、
卑怯な婚約者を叩き潰し、
盲目の王太子を突き放し、
偽聖女の化けの皮を剥ぎ取るまでの、苛烈なる反撃の記録。