あらすじ
宮廷退魔師団で「封印管理係」として働くツムギ。
結界の点検、封印の補修、霊脈の調整──地味な仕事ばかりの彼女は、団内で「雑用係」と蔑まれていた。
新任の副団長カガリに「お前のような雑用係は退魔師団には不要だ」と追放されたツムギは、辺境の小さな村に流れ着き、穏やかな第二の人生を歩み始める。
──しかし。
ツムギがいなくなった王都では、彼女が密かに維持していた『九尾の厄災』の封印が綻び始めていた。
「封印管理係がいないと困る? おかしいですね、雑用だったはずでは?」
これは、誰にも気づかれなかった最強の封印師が、追放された先で自分の居場所を見つける物語。