あらすじ
「聖女なんてブラックな仕事、こっちから辞めてやるわ!」
腐敗した教会を「不敬」の罪で追放された聖女エルゼ。
彼女の目的はただ一つ。教会から着服……もとい、ネコバチした「退職金(金貨五百枚)」を持って、地図にない辺境で誰にも邪魔されず、酒とスルメに溺れるスローライフを送ること!
だが、彼女は知らなかった。
彼女が捨てた飲み残しの聖水が大地を浄化し、投げ捨てたゴミが伝説の神器となり、面倒くさくて放った暴言が「神の啓示」として歴史に刻まれていくことを。
**「お帰りください(=二度と来るな)」**と言えば、
**「お帰りなさい(=ここは皆の家だ)」**と解釈され、
**「死ね(=邪魔よ)」**と言えば、
**「(旧世界よ)死ね(=新世界の幕開けだ)」**と王が跪く。
本音は**【守銭奴・怠惰・自分勝手】。
建前は【慈愛・高潔・人類の光】**。
これは、自由を求めてもがけばもがくほど、世界が物理的に平和になり、最終的に宇宙の果てまで崇め奉られてしまう、一人の偽聖女による絶望的救世コメディ。