あらすじ
この世界では、怪物とは人間の成れの果てである。
欲望、衝動、本能。
魔力はそれらに反応し、人の姿すら変える。
そして怪物が生まれる。
聖職者カイラムは怪物を討つ者だった。
だが彼は気づいてしまう。
怪物とは堕落ではない。
それは――
より純粋な生命の姿ではないのか。
人が理性で自分を縛るなら、
怪物は本能に従って生きる。
そしてカイラムは選ぶ。
怪物になることを。
一方、人類最強の男アルデウス。
剣、魔法、弓、信仰。
人間の可能性を極めた存在。
彼は信じていた。
人間は人間のままで強くなれる。
理性の完成体と
怪物を志す聖職者。
かつて互いを認め合った二人は、
やがて世界の運命を賭けて戦う。
これは――
人間と怪物の境界を壊す物語。