あらすじ

「クラウディア・ヴィヴィアーニ、ただ今をもって、キミとの婚約を破棄する!」 「――!」  国中の貴族が集う煌びやかな夜会の最中。  公爵令嬢のクラウディアは、婚約者であり王太子殿下でもあるアレッシオから、唐突にそう宣言された。  アレッシオはクラウディアが男爵令嬢のロレッタを階段から突き落としたことを理由に、婚約を破棄すると言うのだ。  だがそれはまったくの事実無根。  クラウディアは弁明するも、アレッシオは聞く耳を持たない。  するとクラウディアは――。 「承知いたしました。このクラウディア・ヴィヴィアーニ、婚約破棄を謹んでお受けいたします」  アレッシオに対して、うやうやしくカーテシーを取った。 「ハッ、やっと素直になったか! それでいいんだよ、それで!」 「――ですが」 「ん?」  クラウディアはおもむろに手袋を外し、それをアレッシオの顔面目掛けて――。 「ブベッ!?」 「「「――!!?」」」  思い切り投げつけた。 「我が誇りを穢されたことだけは許せません。わたくしは殿下に――決闘を申し込みます。わたくしが勝った暁には、ロレッタ嬢と共に、誠心誠意謝罪していただきます」

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カクヨム
カクヨム2026/03/17
  • 現在の作品無実の罪を着せられ婚約破棄されたクラウディア・ヴィヴィアーニは婚約者に手袋を投げつける