あらすじ
23歳フリーターの久住陽彩(くずみひいろ)は、高校二年の弟・海里(かいり)と二人暮らし。
血は繋がっていないが、兄弟として育ってきた大切な存在だ。
不登校気味の海里を気にかけ、陽彩は正社員を諦め、バイトを掛け持ちして生活している。
恋愛なんてしている余裕はない――そう思っていた。
ある夜、知り合いに紹介されたバイト先のバーで、30歳のイケメン翻訳家・朝倉秋也(あさくらしゅうや)と出会う。
年上ハイスペックの彼は、なぜか陽彩を気に入り、初対面にもかかわらず軽い調子で口説いてくる。
もちろん陽彩は相手にせず、その場をやり過ごした。
――それから数日後。
フードデリバリーの配達先は偶然にも、あの“朝倉秋也”の高級マンションだった。
再会に驚く陽彩。そして、朝倉は懲りずに距離を詰めてくる。
住む世界が違うと感じた陽彩は、慎重に距離を保とうとする。
そして――思いもよらない場所で、三度目の再会。
「ほら、やっぱり運命だよね」
そう言って笑う朝倉。
忙しい毎日や悩みに寄り添われるうち、気づけば陽彩の心は少しずつ揺れ始めていて……。
弟を守るため恋を諦めていたフリーターの陽彩と、“運命”だと言って離さない年上翻訳家。
何度も重なる再会から始まる、年の差溺愛ラブ。