あらすじ
天涯孤独の底辺フリーター、就職先は異世界ダンジョンの「マスター」でした!?
「明日食うモヤシが買えるなら、なんでもやります」
社会のネットワークから外れ、その日暮らしの底辺生活を送る青年・入則 八流(ハル)。
彼が怪しい求人票に釣られて面接に向かった先は、なんと日本政府の裏組織だった。
向かった初出勤の職場。
都心のボロ雑居ビル『104号室』の扉を開けると、そこはカビと土の匂いが漂う本物の異世界ダンジョンだった!
ハルの前に、醜悪な魔物(ゴブリン)が現れる。
絶体絶命のピンチ……と思いきや。
「わたくしと契約して、このダンジョンを救ってくださらない?」
ゴブリンを従え、不味そうな苔茶を優雅にすする金髪碧眼の美少女・リンが現れる。
しかし、彼女が統べるダンジョンは『DP(ダンジョンポイント)不足』により、明日の朝食のコケすら用意できない破産寸前の状態だった。
残高二桁のフリーターと、破産寸前の魔王。
どん底を這う二人の利害は完全に一致した。
「あなたがここを運営なさい。外の知識と技術を持ち込み、この街を豊かにするの。利益は山分け。どうかしら?」
これは、日本政府の手先となった元フリーターが、現代知識と持ち前の図太さを武器に、殺伐とした迷宮を「オークがスマホをいじり、コンビニにゴーレムが通い、工場でミノタウロスが働く」ような、狂気に満ちた超カオスな未来都市へと作り変えていく、とあるドタバタ箱庭街づくりの記録である。