あらすじ
第四次世界大戦、最終兵器――それは、人工知能を搭載した無人機……のはずだった。
雪降る廃墟で「蜘蛛」を狩り続けるアンドロイド・HAL1430は、ある戦闘でシステムエラーを起こす。
視覚データのアップデートが完了した瞬間、彼の世界は「赤」に染まった。
黒い廃液だと思っていたものは、幼い子供の血。
敵機に搭載された「人工知能」の正体は、生体ユニットとして組み込まれた未成年個体。
自分が守りたかった「親」を、自分の手で4,102人殺してきたと知ったとき、少年の形をした兵器は、泣きながら再びブレードを構える。