あらすじ
人類の一部に現れた謎の能力――「IRS(内象再現性血症候群)」。
それは、頭の中で強く思い描いたものを、現実に作り出してしまう力だった。
政府はこの力に目をつけ、極秘計画《Inceptin》を始動する。
目的はただ一つ。
“普通の兵器では作れないもの”を生み出すこと。
そんな世界で暮らす高校生・碧真(あおま)は、特別なIRS能力を持つ少年だった。
誰よりも正確に、誰よりも複雑なものを作り出せる天才。
しかし彼自身は、その力の本当の意味をまだ知らない。
明るく真っ直ぐな親友・燈哉。
そして謎めいた少女・フィリア。
三人の出会いは、やがて国家の陰謀と、世界の未来を左右する戦いへと繋がっていく。
暴走する能力者たち。
秘密裏に進められる兵器計画。
そして、ある少女が命と引き換えに残した“最後の手がかり”。
少年はそれを読み解き、世界の運命を変える答えに辿り着く。
これは、
「作り出す力」を持ってしまった人類と、
その力の意味を解き明かす一人の少年の物語である。